【川崎で虫歯治療】虫歯治療後に使用するインレーの種類や特徴

規模の小さな虫歯治療を行った後は、治療箇所にインレー(詰め物)を入れることになりますが、このとき使用される素材は多岐にわたります。

また、各素材は異なる特徴を持っていて、患者さん自身がそれを把握し、自身の希望に合うものを選びます。

今回は、虫歯治療後に使用する主なインレーの種類や特徴を解説します。

虫歯治療後に使用するインレーの種類5選

虫歯治療後、その部分をカバーするために入れるインレーには、主に以下のような種類があります。

・コンポレットレジン
・銀歯
・ゴールド
・e-max
・ジルコニア

コンポレットレジン

コンポレットレジンは、セラミック粒子と合成樹脂を8:2の割合で合わせたプラスチック素材です。

ペースト状のプラスチックを歯に詰め、特殊な光を当てて固めるという治療法で、レジンやCRと呼ばれることもあります。

コンポレットレジンは、保険適用の素材であるため、比較的安価に治療できます。

3割負担の場合、費用は1,500円前後です。

また、白いプラスチック素材のため、保険適用の素材ながら、天然歯となじみやすい点もメリットです。

しかし、コンポレットレジンは強度が低く、強い力の加わる奥歯などでは欠けたり割れたりすることがあります。

その他、経年劣化によって変色することもデメリットだと言えます。

銀歯

銀歯は、金銀パラジウム合金とも呼ばれるもので、12%の金に銀や銅、パラジウムなどを混ぜたものです。

詰め物と言えば、こちらを想像する方も多いかと思います。

こちらも、コンポレットレジンと同じく保険適用の素材であるため、明らかに費用が高額になってしまう心配はありません。

また、銀歯に使用される金銀パラジウム合金は丈夫な素材であるため、割れたり欠けたりする可能性も低いです。

一方、銀歯には、装着した歯の下が虫歯になりやすいというデメリットがあります。

銀歯は金属であるため、噛む力によって少しずつ変形します。
そのため、装着から時間が経つと、銀歯と歯の間に隙間が生じ、プラークが溜まりやすくなり、虫歯のリスクが高まります。

その他、見た目が目立つことや、金属が錆びて溶け出し、歯茎に沈着してしまうこと、金属アレルギーのリスクがあることなどもデメリットです。

ゴールド

ゴールドは、金合金や白金加金でつくられるインレーです。

自由診療のものでは、18Kや20K、PGA合金などが使用されます。

ゴールドのインレーは、金属のため強度が高く、強い力のかかる部位にも使用できます。

また、歯の硬さに近く、噛み合わせる歯を傷付ける心配もありませんし、適合が良いため、二次的な虫歯の心配も少ないです。

その他、金属でありながら、歯茎の変色や金属アレルギーのリスクが低いのもメリットです。

しかし、ゴールドは見た目が派手な金属であるため、治療箇所がとても目立ちます。

その上、熱伝導率が高いことから、熱いものや冷たいものがしみやすく、食事に支障が出ることがあります。

e-max

e-max(イーマックス)は、ニケイ酸リチウムガラスを主成分としたセラミック素材で、e-maxシステムによって作製されます。

こちらの素材は、強度が天然歯とほぼ同じです。

そのため、ゴールドと同じく、噛み合う歯を減らしたり、反対にe-maxの方が減ったりすることがありません。

また、e-maxは透明感が強く、天然歯に似たインレーをつくることができるため、より自然な素材を求めている方にはピッタリです。

プラークや歯石、着色などの汚れもつきにくいため、劣化も目立ちません。

一方、e-maxの隣が天然歯ではなく、別のインレーやクラウンを装着している場合、案バンランスに見えることがあります。

それだけe-maxの審美性が高いということですが、それがコンプレックスになってしまう可能性もゼロではありません。

また、瞬発的な力に弱く、表面が欠けたり、割れたりする可能性があります。

ジルコニア

ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれる素材で、セラミックの一種です。

もっとも噛み合わせの力がかかる奥歯にインレーを装着する場合、これまでは金属が使用されてきましたが、強度の高いジルコニアの登場により、現在ではこちらがよく使用されるようになっています。

そのため、噛む力が強かったとしても、割れてしまうことはまずありません。

また、ジルコニアは天然歯の色を再現しやすく、汚れやニオイも吸着しにくいため、美しく清潔な状態をキープできます。

しかし、ジルコニアは自由診療であり、費用が高額になる上、強度が極めて高いことから、天然歯を傷付けてしまうおそれがあります。

その他、ジルコニアの下で虫歯が発生してしまった場合、簡単に取り外すことができず、もし取り外せたとしても、再度つくり直さなければいけません。

まとめ

ここまで、虫歯治療後に使用する主なインレーの種類や特徴について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

インレーの素材を選ぶ際は、自身が何を優先しているかを整理し、慎重に決定する必要があります。

もちろん、歯科クリニックの医師のアドバイスも参考にし、限られた予算の中で最適な素材を選ぶことを心掛けましょう。

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