【川崎の歯医者】スマホで行う歯科治療費の医療費控除について

歯科治療費は医療費の一種であるため、対象の治療を受けた場合、年間の医療費総額によっては医療費控除が受けられます。

また医療費控除は確定申告とあわせて行いますが、こちらの手続きは税務署を訪れることなく、スマホでも行えます。

今回は、スマホで行う歯科治療費の医療費控除について解説します。

スマホで行う医療費控除とは?

スマホで行う医療費控除は、主に国税庁のe-Taxというシステムを利用したものです。

e-Taxは、さまざまな国税に関する各種の手続きについて、インターネットを利用して電子的に手続きが行えるシステムです。

インターネットを利用したサービスであるため、当然スマホだけでなくパソコンからもアクセスできます。

近年、年末調整とは別に確定申告が必要な方は、e-Taxを利用するケースが増えています。

ちなみにスマホで行う医療費控除には、専用のスマホアプリを使用したものもありますが、今回はe-Taxについて解説します。

スマホで行う医療費控除の一般的な流れ

スマホで行う歯科治療費を含む医療費控除は、一般的に以下のような流れで行われます。

・事前準備
・申告書の作成
・医療費通知の添付
・収入、所得金額の入力
・控除額入力欄から医療費通知の金額の確認と修正
・医療費控除明細書のアップロード
・入力内容の確認、証明書の入力
・その他控除等を画面に従って操作

事前準備として忘れてはいけないのが、まずe-Taxが利用できるよう、利用者識別番号と電子証明書を取得することです。

マイナンバーカードで確定申告を行う場合は、マイナンバーカードの交付時に設定したパスワードが必要なため、前もって確認しておきましょう。

準備ができたら、確定申告書等作成コーナーから、画面の指示に沿って申告書を作成します。

基本情報を確認した後は、事前に健康保険組合等から受け取った医療費通知データを添付します。

次に、収入や所得金額を入力します。

事前に添付した医療費通知の金額について、実際に支払った金額と異なるときなどは、こちらの段階で訂正できます。

またその後は、医療費控除明細書をアップロードします。

医療費控除明細書の作成方法については、後ほど詳しく解説します。

最後に入力内容を確認し、それぞれの金額に間違いがなければ次に進みます。

その他控除等を画面に沿って操作し、最後まで入力したら完了です。

医療費控除明細書について

医療費控除明細書は、歯科治療費を含む確定申告において非常に重要な書類です。

こちらは、前年の1月1日~12月31日までの医療費を一覧にまとめて作成します。

ここでいう医療費には、ケガや病気をしたときに発生した歯科治療費以外の医療費も含まれます。

手書きで作成することもできますが、国税庁の医療費集計フォームを利用して作成すると便利です。

また医療費控除明細書には、医療を受けた人の氏名やクリニックなどの支払先の名称、医療費の区分や支払った医療費の額、補填される金額などを記入します。

なお、家族と支払先ごとにまとめて記入できるため、日付ごとに記入する必要はありません。

一方、交付された医療費通知がある場合は、医療費通知を添付することによって医療費控除の明細書の記載を簡略化することができます。

スマホで歯科治療費の医療費控除を行うメリット

スマホでの医療費控除の場合、手元のスマホで情報を入力すれば、24時間(メンテナンス時間を除く)いつでも手軽に手続きを済ませられます。

暑い中もしくは寒い中、税務署まで足を運ぶ必要はなく、郵送代や印紙代などの費用もかかりません。

また自動計算や自動入力もできるため、はじめて確定申告や医療費控除の手続きを行う方でも、手間やミスを減らせます。

ちなみにスマホでの医療費控除であれば、還付が書類申告より早く、3週間程度で処理されます。

スマホ申告は毎年のように進化していて、必要な作業工程が減ったり、自動入力の対象項目が増えたりしています。

そのため、以前より簡単に医療費控除ができ、今後もより簡単な仕様になることも期待できます。

スマホで歯科治療費の医療費控除を行う際の注意点

スマホで歯科治療費の医療費控除を行う場合、申告時に使用した書類については、一定期間保存しなければいけません。

具体的には、本人確認書類や源泉徴収票の原本、医療費控除証明書などの書類です。

これらの書類は、確定申告の実施後一定期間において、税務署から提出もしくは提示を求められる可能性があります。

個人事業主の場合は原則7年間、それ以外の場合は5年間保存しておく必要があるため、医療費控除の手続きを終えてすぐに処分しないようにしましょう。

まとめ

確定申告や歯科治療費の医療費控除を行う時間がない、なるべく面倒な手続きを減らしたいという方は、スマホで手続きを行うことをおすすめします。

e-Taxの画面の指示に沿って手続きすれば、普段それほどスマホを使用しない方であっても、問題なく手続きできる可能性が高いです。

またスマホは使いにくいというのであれば、パソコンを使用しても構いません。

確実に歯科治療費の医療費控除ができるよう、使いやすい方を選んでください。

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