【川崎の歯医者で虫歯治療】虫歯がスポーツに与える悪影響について

健康管理の一環として、趣味として普段からスポーツを楽しんでいるという方は多いかと思います。

スポーツは体力や筋力の向上だけでなく、さまざまな生活習慣病の予防にもつながります。

しかし虫歯がある方は、スポーツでうまく能力を発揮できません。

今回は、虫歯がスポーツに与える悪影響について解説します。

虫歯がスポーツに与える悪影響4選

虫歯を発症していることにより、スポーツでは以下のような悪影響が出ます。

・力が入らない
・集中力が低下する
・ケガをしやすくなる
・バランスが崩れる

各項目について詳しく説明します。

力が入らない

虫歯を発症している場合、うまく力が入らなくなります。

こちらは、噛み締めたときに痛みが生じるからです。

スポーツにはさまざまな種類がありますが、いずれも差はあるものの力が必要になります。

例えば球技ではボールを投げるとき、陸上競技では走るときなどに強い力を必要とします。

しかし、虫歯の痛みによって力が入らない場合、これらのパフォーマンスは著しく低下します。

チームスポーツの場合、一人の能力が下がると全体のパフォーマンスも下がることがあるため、非常に厄介です。

集中力が低下する

集中力が低下することも、虫歯がスポーツに与える悪影響の一つです。

スポーツにおける集中力は、リラックスした状態で注意を一点に集中させ、それを維持させる能力です。

よくアスリートなどが“ゾーンに入る”と表現されますが、こちらは集中力が極限まで高まった状態を指しています。

つまり集中力がなければ、最大限のパフォーマンスを発揮できないということです。

しかし虫歯のズキズキとした痛みが慢性的に続く場合、どうしてもそちらに気が行ってしまい、集中力は途切れてしまいます。

その結果、うまく能力を発揮できず、成績も延びません。

ちなみに虫歯による集中力の低下は、スポーツだけでなく仕事や学業にも大きな支障をきたします。

ケガをしやすくなる

虫歯はスポーツにおけるケガのリスクを高めることにもつながります。

こちらは噛み合わせが悪くなることが原因です。

スポーツをするにあたって、もっとも注意しなければいけないのが競技中のケガです。

それを防ぐために、事前にストレッチを入念に行ったり、衝突が激しいスポーツであればプロテクターやマウスピースなどを装着したりします。

しかし虫歯がある方は、歯に穴が開いていたり溶けていたりするため、正常な状態と比べて噛み合わせが悪くなります。

噛み合わせが悪化すると、口内だけでなく身体全体のバランスも崩れてしまい、ケガをしやすくなるという仕組みです。

バランスが崩れる

先ほど、虫歯によって噛み合わせが崩れると、全身のバランスも崩れてケガのリスクが高まるという話をしました。

また全身のバランスが崩れると、単純にスポーツのパフォーマンスも低下します。

例えば野球でイメージしてみましょう。

身体のバランスが傾いた状態でバットを振るのと、正しい姿勢でバットを振るのとでは、後者の方がボールに当たる確率は高くなります。

また口のどこかに過度な負担がかかっていると、身体はそのバランスを別の箇所で補おうとします。

その結果、頭を支える首や背中などにも影響が出てしまい、思い通りに身体が動かせなくなることがあります。

スポーツが虫歯のリスクを高めることも

虫歯はスポーツに悪影響を与えるという話でしたが、実はこれらは相関関係にあります。

つまり、スポーツをすることで虫歯のリスクが高まることもあるということです。

主な理由としては、以下のことが挙げられます。

・口内が乾燥する
・歯のエナメル質が削れる
・糖分を欲しやすくなる

スポーツの中には、非常に激しく動くものもあります。

このような動きをしていると、どうしても鼻呼吸よりも口呼吸をする機会が増えてしまいます。

口呼吸が増えるということは、口内が乾燥しやすく、唾液によって食べカスやプラークを洗い流しにくくなるということです。

またスポーツの最中に歯を食いしばったり噛み締めたりすると、歯の表面のエナメル質が削れ、虫歯菌の酸に対する防御力が弱まります。

さらに、スポーツの後は身体に疲れが溜まり、糖分を含む甘いものを欲しやすくなります。

虫歯菌は糖分が大好物であるため、甘いものを摂取する機会が多ければ多いほど、虫歯を発症する可能性は高くなります。

ちなみに、スポーツによって失った栄養を効率的に補給できるドリンクとして、スポーツドリンクを愛飲している方は多いでしょう。

しかし、こちらは清涼飲料水の中でも極めて砂糖の量が多く、虫歯につながりやすいというデメリットがあります。

まとめ

一見特に関係のなさそうな虫歯とスポーツですが、これらは知れば知るほど深い関係があります。

虫歯を発症している状態だと、スポーツで思うようなパフォーマンスは出せませんし、スポーツをすることで虫歯になりやすい口内環境がつくられることもあります。

そのため、しっかり虫歯を治療してからスポーツを楽しみ、スポーツを楽しむ際はマウスピースやブラッシングなどのオーラルケアを忘れてはいけません。

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