【川崎の歯医者で虫歯治療】虫歯が遺伝することはあるのか?

虫歯によって歯の痛みが生じると、日常生活にさまざまな悪影響を及ぼします。
そのため、すべての方が「できれば虫歯になりたくない」と考えているでしょう。
では、虫歯は全身疾患などと同じように、遺伝することがあるのでしょうか?
今回は、虫歯と遺伝の関係性について解説します。

虫歯が遺伝することはある?

自身が虫歯を発症したとき、「そういえば親もよく歯科クリニックに通っていた」ということを思い出すこともあるでしょう。
しかし結論からいうと、虫歯そのものは遺伝しません。
なぜなら、虫歯の原因はあくまで虫歯菌への感染が原因だからです。

生まれたばかりの赤ちゃんの口内には、虫歯菌が一切存在しません。
言い換えると、生まれたときから口内が虫歯菌だらけということはあり得ないというわけです。

また虫歯菌が存在していたとしても、それが必ずしも虫歯の発症につながるとは限りません。
セルフケアが不十分であることにより、虫歯菌が酸やプラークをつくり出すことで虫歯は発症・進行します。

そのため、両親がよく歯科クリニックに通っていたとしても、その子どもにあたる方の通院頻度が増えるというわけではありません。

虫歯になりやすい体質が遺伝する原因4選

虫歯という疾患自体が直接遺伝することはありませんが、虫歯になりやすい体質は遺伝することがあります。
こちらは主に以下のことが理由です。

・親子で似たような食生活を送る
・両親のブラッシングが不十分
・エナメル質や唾液の問題が遺伝する
・歯並びが遺伝する

各項目について詳しく説明します。

親子で似たような食生活を送る

親子で虫歯が遺伝することはなくても、似たような食生活を送ると虫歯になりやすい体質は遺伝します。

例えば虫歯になりやすいガムやキャラメル、チョコレートなどの菓子類を両親がよく食べていた場合、その子どもにあたる方も同じような嗜好になります。
そのため、虫歯菌が歯を溶かしやすく、虫歯のリスクは高まります。

また酸性の食品を多く食べたり、ダラダラと長い時間食べ続けたりする習慣も、親から子へと引き継がれることがあります。

子どもは親の真似をするものですから、これらの影響を完全に防ぐことは難しいです。
一つ言えることがあるとすれば、子どもを持つ親御さんは子どもの歯の将来のために、見本となるような食生活を送る必要があります。

両親のブラッシングが不十分

先ほど、子どもは親の真似をするという話をしましたが、こちらは食生活だけでなくブラッシングにも言えることです。

例えば両親がブラッシングを面倒に感じている場合、子どもの仕上げ磨きやブラッシングの指導にもあまり力が入らない可能性があります。
その結果、子どもは丁寧なブラッシングの知識や技術を身につけることができず、虫歯になりやすい体質になってしまいます。

またブラッシングと言えば、1日3回行うイメージがあるかと思いますが、実際こちらは正しくありません。
1日3回行うことは理想ですが、大事なのはあくまでも1回のブラッシングを丁寧に行うことです。

「とにかく3回磨けば良い」という風に教えられた場合、数をこなすだけで満足してしまい、ブラッシングの効果は半減します。

エナメル質や唾液の問題が遺伝する

歯の表面には、エナメル質という硬い組織があります。
こちらは歯を物理的なダメージから守る役割があります。

しかし、生まれつきエナメル質が弱く、ダメージを受けやすいという体質の方がいます。
このような体質の方は、虫歯菌に歯が侵食されやすくなってしまいます。

また生まれつき唾液の分泌量が少ないという方もいます。
唾液には口内を洗い流す自浄作用、殺菌作用などがあるため、多く分泌されていればいるほど虫歯の原因となるプラークを洗い流せます。
言い換えると、唾液の分泌量が少なければ虫歯のリスクが高まるということになります。

これらの先天性の体質は、親から子に遺伝することがあります。

歯並びが遺伝する

歯並びが遺伝することも、虫歯になりやすい体質が遺伝する原因の一つです。

顎の大きさや形、歯のサイズや質、上顎と下顎の位置などは親子での遺伝性が認められています。
特に両親が上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)である場合、その子どもにも同じような歯並びが遺伝する可能性が高いです。

また歯並びが通常とは違ういわゆる不正咬合が見られる場合、歯ブラシの毛先が届きにくい箇所が増えるため、ブラッシングがしにくく虫歯のリスクが高まります。

さらに歯の隙間が多かったり、凸凹に生えていたりする場合、食べカスが詰まりやすく虫歯のリスクは必然的に高くなります。

まとめ

虫歯という症状自体は、がんのように遺伝性が認められるものではありません。
しかし親が虫歯になりやすい生活を送っていたり、歯並びが悪かったりする場合、その子どもも同じように虫歯を発症しやすくなります。
もちろん、しっかりブラッシングなどのセルフケアを行っていれば、虫歯になりやすい体質でも虫歯の発症は防げます。
ただし先天性の歯の異常については、なるべく早く歯科クリニックに相談すべきです。

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