【川崎の歯医者で虫歯治療】虫歯の放置によって死亡した事例について

虫歯ができているにもかかわらず放置すると、歯や歯茎が壊滅状態になるだけでなく、全身疾患を発症することもあります。

また最悪の場合、虫歯から来る全身疾患で死亡することもあり、実際世界中にそのような事例があります。

今回は、虫歯の放置によって死亡した事例をいくつか紹介します。

虫歯の放置による死亡事例5選

過去に虫歯を放置したことによって死亡した事例としては、主に以下が挙げられます。

・永倉新八
・チャールズ・ディケンズ
・日本の40代男性
・アメリカの24歳男性
・イタリアの18歳女性

各事例について詳しく説明します。

永倉新八

永倉新八は新鮮組の二番隊組長を務めた人物であり、有名な池田屋事件をはじめ、新鮮組の剣士の中でも第一線で活躍を続けた剣豪です。

さらに新鮮組の記録作成にも専念し、このとき残された記録は新選組や往時を知る貴重な史料として、現在も重要視されています。

つまり、永倉新八は歴史的にも貢献度の高い新撰組隊士だということです。

しかし、永倉新八は虫歯が原因で亡くなったと言われています。

具体的には、重度の虫歯を放置していた結果、虫歯の菌が顎の骨に感染し、最終的に敗血症を引き起こして亡くなったとされています。

現代の医学では、抗生物質でバイ菌を退治しながら治療ができるため、同様のケースでも命を落とすことはありません。

しかし、一切治療を受けずにいると、同じように虫歯が敗血症につながって死亡することは十分にあり得ます。

チャールズ・ディケンズ

チャールズ・ディケンズは、ヴィクトリア朝時代を代表するイギリスの小説家です。

主に下層階級を主人公とし、弱者の視点で社会を風刺した作品を発表していました。

英語圏では、チャールズ・ディケンズが執筆した本や創造した人物が根強い人気を持っていますが、こちらの方も虫歯が原因で死亡しています。

具体的には虫歯を放置したことにより、口内の菌が全身に回って合併症を起こしたという、永倉新八と似たようなケースです。

ちなみにチャールズ・ディケンズの作品には、当時の歯科治療の未発達さや、虫歯がもたらす苦痛が描かれているものがあります。

日本の40代男性

一般の方でいうと、日本の会社員である40代の男性も、虫歯で死亡しています。

こちらは虫歯が原因で脳静脈洞血栓症を引き起こしたことが原因です。

脳静脈洞血栓症は、脳から心臓へ戻る経路である静脈や静脈洞が詰まり、脳卒中の症状などが現れる疾患です。

40代の男性は、会社員として上層部と部下に挟まれる清潔にストレスを抱き、毎日のように居酒屋でお酒を飲んでいました。

そのため、健康診断の結果も悪く、血液の状況も悪化していたと考えられています。

また、そのタイミングで虫歯を発症したものの、本人の自覚症状が薄かったために治療を受けませんでした。

最終的に頭痛と嘔吐を繰り返し、全身症状に悩まされた末に、脳静脈洞血栓症でなくなっています。

アメリカの24歳男性

アメリカの24歳男性も、虫歯の放置によって死亡しています。

こちらは、虫歯の悪化が多臓器不全を引き起こしたことが原因です。

多臓器不全は肺や腎臓、脳など生命の維持に欠かせない複数の重要臓器の働きが著しく低下した状態です。

肺が傷害を受けると、呼吸が著しく影響を受けることにより、息苦しさや呼吸不全が生じます。

また腎臓が機能不全を起こすと、尿が出なくなったり、全身がむくんだりします。

アメリカの24歳の男性は、親知らずが虫歯を患っていました。

親知らずの虫歯は、他の歯と比べて処置をするのが大変であるため、面倒になって放置した可能性があるとされています。

イタリアの18歳女性

イタリアのシチリア島に住む18歳の女性も、虫歯を治療せずに放置していたことにより、敗血症を患って死亡しています。

敗血症の仕組みについては、まず虫歯が進行し、細菌が異常に繁殖するところから始まります。

その後細菌の一部が血液中に侵入し、血液に入った細菌が全身に広がっていきます。

このとき広がった細菌が中毒症状を引き起こしたり、臓器にトラブルを起こしたりして、敗血症につながります。

どれくらい虫歯を放置したら死亡する?

どれくらい虫歯を放置すれば死亡するかについては一概には言えませんが、3年以上放置すると最悪の結果を招く可能性が高まります。

3年以上放置している場合、虫歯は歯髄にまで到達し、激しい痛みを引き起こします。

しかし、やがて神経が壊死すると痛みがなくなることがあります。

これにより「虫歯が治った」と勘違いし、治療せずに放置する方が多いですが、実際は症状が悪化しています。

まとめ

虫歯が全身疾患を引き起こし、それが原因で死亡したという事例は、世界的に見ても非常に少ないです。

しかし、全身疾患のリスクがある以上、虫歯が原因で死亡するリスクも排除することはできません。

そのため、毎日丁寧にブラッシングを行ったり、歯科クリニックで検診を受けたりすることは大切です。

また虫歯を発症した場合、通院が遅れるほどより重い腰が上がらなくなり、全身疾患のリスクは高まります。

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