【川崎の歯医者・予防歯科】フッ素を含む食べ物を摂取しよう

フッ素は、歯のカルシウムなどの脱灰を抑制し、再石灰化を促進します。

さらに虫歯菌の活動を抑える効果もあるため、予防歯科には欠かせない成分だと言えます。

またフッ素は自然界にも存在する成分であり、食べ物から摂取することが可能です。

今回は、フッ素を含むおすすめの食べ物について解説します。

フッ素を含むおすすめの食べ物6選

食事によって効率的にフッ素を摂取したいという方には、主に以下の食べ物がおすすめです。

・ワカメ
・めざし
・海苔
・牛肉
・緑茶
・紅茶

各項目について詳しく説明します。

ワカメ

フッ素は海産物に多く含まれる成分であり、中でも豊富な食品にワカメが挙げられます。

ワカメはフッ素が豊富なだけでなく、歯を丈夫にするカルシウムも豊富です。

カルシウムが不足すると、歯の再石灰化がスムーズに進まなくなり、虫歯のリスクを高める原因になります。

そういう観点からも、ワカメは積極的に摂取すべきだと言えます。

また、ワカメには水溶性食物繊維であるアルギン酸も含まれています。

水溶性食物繊維とは、水に溶ける食物繊維のことをいい、腸内で水分を含みヌルヌルとしたゲル状になって有害な成分を排出させます。

こちらは、歯周病とも関連性の深い糖尿病を予防する効果があります。

めざし

カタクチイワシ、ウルメイワシなどの小魚を塩漬けにし、乾燥させた保存食であるめざしにも、フッ素が含まれています。

含有量は非常に多く、数ある食べ物の中でもトップクラスです。

まためざしには、カルシウムやビタミンDなど、骨や歯の健康に役立つ栄養素も含まれています。

さらにめざしには鉄分も含まれていて、こちらは血液の健康維持に寄与するだけでなく、歯周病の予防にも役立ちます。

具体的には、免疫機能のサポートや炎症反応の調節、コラーゲンの合成といった効果が期待できます。

海苔

海苔は海の牛肉とも呼ばれるほど、豊富なタンパク質を含んでいる食べ物です。

海苔に含まれるフッ素も、めざしと同じく非常に含有量が多いです。

またカルシウムも多く含んでいるため、フッ素とともに歯質を強化し、虫歯菌を寄せ付けにくくしてくれます。

さらに海苔には線維があるため、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進され、食べカスや細菌を洗い流す効果もあります。

虫歯や歯周病の直接的な原因は、プラークに含まれる細菌であるため、こちらをある程度落とせる効果のある食品は非常にメリットが大きいです。

牛肉

あまり知られていませんが、牛肉にもフッ素は含まれています。

海産物と比べると少量ではありますが、1kgあたり0.07ppmのフッ素が含まれているため、肉類を摂取するときは牛肉がおすすめです。

また牛肉に含まれる良質なタンパク質は、免疫細胞や免疫に関わる酵素の材料となるため、免疫力の向上が期待できます。

免疫力がアップすれば、身体が細菌の影響を受けにくくなります。

またビタミンKは、骨の中にあるタンパク質を活性化し、骨の形成を促す栄養素です。

こちらは歯についても同じような効果が得られます。

緑茶

フッ素を多く含む飲み物としては、緑茶が挙げられます。

一般的な緑茶のフッ素含有量は、1リットルあたり0.2~0.5mg程度です。

そのため、コップ1杯(150ml)の緑茶には、およそ0.03~0.0075mgのフッ素が含まれています。

また緑茶に含まれるカテキンには、強力な抗菌・抗ウイルス作用があり、こちらは虫歯菌や歯周病菌に対しても効果を発揮します。

具体的には、カテキンが口内を抗菌し、プラークをつくる酵素の働きを抑制するという仕組みです。

ちなみにカテキンは臭い成分と科学的に結合するため、口臭を除去するなどの消臭効果も期待できます。

紅茶

緑茶に近いもので言うと、同じお茶である紅茶にもフッ素が含まれています。

そのため、紅茶を飲む習慣をつけることにより、予防歯科効果は高まります。

また紅茶には、緑茶と同じくカテキンが含まれているため、虫歯予防にはうってつけです。

さらにタンニンをはじめとするポリフェノールは、虫歯菌が歯に付着したり、繁殖したりすることを防止します。

ただしポリフェノールは着色の原因になりやすいため、歯をホワイトニングしたばかりの方などは、あまり摂取すべきではありません。

食事以外でのフッ素の摂り方

食事以外でフッ素を採り入れる場合は、フッ素入り歯磨き粉やマウスウォッシュがおすすめです。

高濃度のフッ素入り歯磨き粉であれば、より多くのフッ素で虫歯が予防できます。

このとき、水でのすすぎを少なめにして、口内にフッ素を残すのがポイントです。

またブラッシング後や日中のケアには、フッ素入りのマウスウォッシュが有効です。

1日1回すすぐだけで、口内の隅々までフッ素を行き渡らせることができます。

まとめ

日頃からフッ素を摂取しているかいないかは、予防歯科の効果に大きく関わってきます。

どれだけ丁寧にブラッシングをしていても、栄養素が不足していれば、虫歯や歯周病のリスクは高まります。

またフッ素入りの食品を摂取するのであれば、なるべく栄養が逃げないような調理法や、ある程度咀嚼ができる硬さなども考慮しなければいけません。

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