歯がボロボロと聞くと、何十年も歯科クリニックに通わず、ある程度年齢を重ねた方を想像する方も多いかと思います。
しかし実際はそうとも限らず、20代くらいの若い方であっても、虫歯によって歯並びが崩壊してしまう方は存在します。
今回は、若いにもかかわらず歯がボロボロになってしまう原因について解説します。
若いのに歯がボロボロ担ってしまう原因6選
若い方であっても、以下の原因によって大量に虫歯を発症し、悲惨な口内状況になってしまうことがあります。
・ジュースを好んで飲む
・ブラッシングが不十分
・アルコールを摂取する
・不規則な生活習慣
・仕事が忙しい
・歯科クリニックで定期検診を受けない
各項目について詳しく説明します。
ジュースを好んで飲む
まだ若いにもかかわらず歯がボロボロの方は、普段からジュースを好んで飲んでいることが多いです。
コーラなどの炭酸飲料、カルピスなどの砂糖が大量に入ったジュースは、非常に虫歯のリスクが高いです。
これらのジュースは、年齢を重ねた方よりも若い方が好みやすい傾向にあります。
またジュースを頻繁に飲んでいる方は、それだけ口内が酸性に傾いている時間が長く、なおかつ多くの糖分を摂取しているということになります。
そのため、ブラッシングをしていても虫歯のリスクは高まりやすく、気付いたら大量に虫歯を発症している可能性もあります。
ブラッシングが不十分
ブラッシングが不十分になることも、若くして歯がボロボロになる原因の一つです。
若い方の中には、それほどブラッシングへの意識が高くない方も多いです。
そのため、つい食事を摂った後も歯をそのままにしてしまい、虫歯を発症しやすくなります。
また若い方は、正しいブラッシングの方法について意識する機会もそれほどありません。
特にこれまで虫歯に悩まなかった方は、若さを理由に正しくない磨き方をしているケースも多く見られます。
ブラッシングを行うにあたって重要なのは、回数をこなすことではなく、いかに1回のブラッシングで汚れを残さずに落とせるかどうかです。
そのため適切なブラッシングができていない方は、毎日欠かさず磨いていても、虫歯で歯がボロボロになってしまうリスクが高まります。
アルコールを摂取する
アルコールを摂取することも、若いのに歯がボロボロになってしまう原因の一つです。
大学生や社会人になりたての方などは、つい無茶な飲み方をしてしまいがちです。
例えば限度を超えて大量にお酒を飲んだり、朝まで飲み続けたりといったケースです。
アルコールを摂取すると口内の水分が失われていき、唾液の分泌量も減少します。
そのため、食べカスやプラークを洗い流せず、虫歯のリスクが高まります。
また酔っぱらう機会が多いということは、その分ブラッシングをおろそかにしているケースも多いということです。
アルコールを摂取する際は、お酒だけでなくおつまみによっても口内が大きく酸性に傾くため、食後のケアは特に念入りに行わなければいけません。
不規則な生活習慣
若い方は体力があるため、多少疲れていても朝まで遊ぶなどして、生活習慣が不規則になりがちです。
特に進学や就職をきっかけに一人暮らしを始めた方などは、生活習慣が乱れやすく睡眠不足に陥りやすい傾向にあります。
また睡眠不足については、若い方でも歯がボロボロになりリスクを高めます。
睡眠不足はアルコールの摂取と同じく、唾液の分泌量を減少させ、口内で虫歯菌が増殖する原因になります。
さらに睡眠不足による生活リズムの乱れにより、体調が悪化し、虫歯菌に対する免疫力が低下することも考えられます。
ちなみに運動不足や長時間のゲーム・スマホの使用なども、虫歯を招きやすい習慣です。
仕事が忙しい
若い方は仕事が忙しく、虫歯を患っていることに気付いていたとしても、簡単にスケジュールを確保できません。
その結果放置する時間が長くなってしまい、歯がボロボロになることがあります。
本来、虫歯治療は仕事を休んででも受けなければいけないものです。
しかし、新入社員の方などは、歯科クリニックへの通院を理由に休みたいもしくは中抜けしたいということが言い出しにくい環境にあります。
歯科クリニックで定期検診を受けない
虫歯を予防するには歯科クリニックで定期検診を受けることが大切ですが、若い方は定期検診を受けないことが多く、その場合は歯がボロボロになりやすいです。
こちらは、そもそも若い方に定期検診という習慣がないことが主な理由です。
虫歯ができていなくても定期的に歯科クリニックに通うというのは、近年特に常識として浸透しつつあります。
しかし、若い方はスケジュールを割いてまで定期検診を受けないというケースが多いのが現状です。
まとめ
虫歯は年齢に関係なく発症するものであり、特に若い方は生活習慣などの関係から虫歯を発症しやすいです。
また虫歯は少し放置しただけでも進行するため、生活習慣を改めなければ若いうちから歯がボロボロになってしまいます。
ちなみにボロボロの歯を治療する場合、完治までにはかなりの時間がかかりますし、治療費も高額になることが予想されます。