虫歯がかなり進行していたり、何本も虫歯があったりする方は、「今さら通院するのも怖い」という感覚になりやすいです。
また勇気を出して通院したものの、治療を断られるとよりモチベーションは低下してしまいます。
では、歯科クリニックに虫歯治療を断れることはあるのでしょうか?
歯科クリニックに虫歯治療を断られることはある?
あまりにもひどい虫歯だったり、歯列全体が虫歯だらけでボロボロだったりする場合、治療してもらえるのかどうか不安な方もいるかと思います。
しかし、実際断られるということはほとんどありません。
重度の虫歯、あるいは複数本の虫歯であったとしても、歯科クリニックは対応してくれます。
例えば神経にまで達している虫歯の場合、歯の内部を清掃した上で薬を詰め、被せ物をする根管治療を行うケースが多いです。
また虫歯の治療が困難なほど重度の場合でも、抜歯をして失った歯をカバーする治療が選択されます。
ちなみに歯科クリニックの中には、逆に複数本の虫歯があったり、歯がボロボロだったりする患者さんの治療を得意とするところもあります。
虫歯治療を断られるケース4選
歯科クリニックに虫歯治療を断られることはほとんどありませんが、以下に該当する場合は断られる可能性があるため、注意が必要です。
・持病がある
・予約していない
・無理な要望を伝える
・過去の治療で迷惑をかけている
各項目について詳しく説明します。
持病がある
歯科クリニックでは、どれだけ重度の虫歯であっても基本的には治療してもらえます。
しかし持病を抱えている方は、身体への影響から虫歯治療を断られてしまう可能性があります。
例えば糖尿病や高血圧、心疾患などの既往がある場合が該当します。
これらの疾患を抱えている場合、血圧や心拍数の急な変動による気分不良、薬の副作用による悪影響などが生じることがあります。
また歯科治療による小さな刺激もストレスを感じ、血糖値が大きく変化して、場合によっては昏睡状態に陥ることも考えられます。
さらに虫歯治療で使用する麻酔の中には、血糖値を上昇させる作用もあるため、持病の内容によっては非常に危険です。
持病があるケースで虫歯治療を受けたい場合は、かかりつけ医と歯科医師が連携を取り、安全に治療を進めてもらう必要があります。
もちろん、患者さんの希望する治療が受けられないことも考えられます。
ただしこのような場合でも、虫歯があるということは事実であるため、歯科クリニックの多くは虫歯をそのまま放置するようなことはしません。
予約していない
単純に歯科クリニックを予約せず、急に訪れた場合、虫歯治療を断られることはあります。
基本的に、歯科クリニックは完全予約制だからです。
歯科クリニックの1日は多忙であり、少しでも多くの患者さんを診るために、細かいスケジュールが立てられています。
そのような状況の中、急に予約していない患者さんが訪れても、治療の時間を確保できない可能性が高いです。
また飛び込みの場合、歯科クリニック側はその患者さんの治療における準備が十分にできていません。
そのため、十分な治療を提供できないことを理由に、治療を断られることがあります。
他の患者さんのキャンセルが出た場合などは、飛び込みでも治療を受けられる可能性がありますが、そのタイミングを狙って来院するのは極めて難しいです。
無理な要望を伝える
歯科クリニック側に無理な要望を伝えた場合も、虫歯治療を断られることが考えられます。
例えば「治療を1日で終わらせてほしい」といった要望です。
虫歯治療は、本数や症状に関係なく、基本的には1日で終わることがありません。
特に歯を削る場合は、検査から治療、型取りや補填といったように、工程を何日かに分けて行う必要があります。
こちらは保険診療のルールがあることや、1日で1人の患者さんに時間をかけすぎると、平等な治療を提供できなくなることなどが理由です。
そのため、1日で治療を終了させてほしいと依頼しても、歯科クリニックは対応できない可能性が高いです。
過去の治療で迷惑をかけている
過去の虫歯治療などで歯科クリニック側に迷惑をかけてしまった場合、いわゆる出禁になって治療を受けられないことがあります。
例えば何度も無断で予約をキャンセルした場合などは、虫歯治療を断られても無理はありません。
歯科クリニックは、予約が入った患者さんの治療に向けて時間を確保し、事前に必要なものを準備しています。
無断でキャンセルされると、これらがすべて水の泡になってしまいます。
そのため、過去の行いに問題があった場合は、別の歯科クリニックを選ぶことをおすすめします。
まとめ
歯科クリニック側の意見としては、虫歯の症状がひどい方でも、どうにか勇気を出して歯科医師に相談してもらえることを望んでいます。
確かに重度の虫歯は治療に時間がかかりますが、門前払いにするような歯科クリニックはまずありません。
ただし持病があったり、あまりにわがままな行動を繰り返していたりすると、治療を断られる可能性はあります。