現在のインプラント治療とは?
「インプラント」とは、「体内に(何かを)埋め込む」という意味を持つものです。
ここではこの「インプラント」を取り上げて、
- インプラントの歴史
- インプラントのメリットとデメリット
- インプラント治療の流れ
について解説していきます。
「インプラント」とは、「体内に(何かを)埋め込む」という意味を持つものです。
ここではこの「インプラント」を取り上げて、
について解説していきます。
インプラントは、より正式には「デンタルインプラント」といいます。
人工的に作られた歯のことであり、抜歯した歯の代わりになるものです。失った永久歯の場所にこれを埋め込み固定することで、咀嚼機能などの回復を目指すものです。
インプラントも入れ歯も、「口の中に入れるものであり、失った歯の代わりをしてくれるものである」という点では共通しています。しかし入れ歯が取り外し自由であり、かつその使用期間がおおよそ8年程度までであるのに対して、インプラントは半永久的にそこにとどまり続けるという違いがあります。
このインプラントの考え方は近年注目を浴びてきましたが、その起源はなんとエジプト文明にまでさかのぼります。
この時代のミイラからは、失った歯の代わりに象牙や宝石などが埋められていた形跡が見られるのです。
ちなみに西暦700年ごろの人物のなかには、「すでに歯根と一緒になっている貝殻」が発見されています。
つまりインプラントは、はるか昔から、「欠損した永久歯」を補うための方法だと考えられていたわけです。
インプラントの技術は近年また著しく高まっています。たとえば、現在ではメジャーとなった「チタン」などは比較的新しい概念です。これが世界中に広まったのは20世紀に入ってからのことです。
ここからは、インプラントのデメリットとメリットについて解説していきます。
ひとつずつ見ていきましょう。
まずはインプラントのデメリットからです。
インプラントは治療期間が長く、半年程度かかることがあります。そのため、予定が立てにくくなる可能性が高いといえます。
特に、「春になったら転勤することになるかも」「結婚する予定があって、配偶者の都合で転居するかも」などのような状況にある人は、本当に今インプラント治療をし始めてよいかをよく考えましょう。
インプラントのもっとも大きなデメリットのひとつとして、「治療費が高額になりやすい」という点が挙げられます。
入れ歯は基本的には保険診療対象内で作ることのできるものですが、インプラントには保険はききません。
そのため、自費診療扱いとなります。医療費控除の対象とはなるものの、それでも少なくない金額が出ていくことは覚悟しなければなりません。
「失った歯の代わりに人工物を埋め込む」という手法をとるインプラントの場合は、外科手術を伴います。
麻酔を行うことが必要になりますし、時間も1本でも最低でも30分程度はかかります。
インプラントのメリットについても見ていきましょう。
インプラントは、「人口の歯を顎の骨の中に埋め込む」という手法を取ります。そのため、自分の歯で食べているときと同じような感覚で食事をとることができます。
「自分の歯で噛んで、飲みこむ」という動作が、以前と同じように行えるのです。
欠損した歯を埋めるための方法として「ブリッジ」がありますが、これは「橋渡しされる歯」にダメージを与え続けるものです。
しかしインプラントの場合は、単独で存在していますから、この心配もありません。また顎の骨がやせる心配もありません。
上でも述べたように、インプラントは自分の歯と同じように使えます。そのため、ケアやメンテナンスが非常に簡単です。専用の入れ歯洗浄剤などを買う必要もありません。
インプラントは、ほかの人から見れば、「ほかの歯」と同じような印象となります。見た目が非常に美しく、「治療していること」がほかの人にばれることもありません。
審美的な面から見たとき、インプラントはほかの方法にはないメリットを持っているといえます。
ここからは、インプラントの手術の流れを紹介していきます。
CTスキャンによって、顎の状態などを正しく把握します。
CTスキャンの画像を元に、シミュレーションを行います。またこの際には顎の骨の硬さや形、神経の位置なども考慮します。
診断後、患者様に今後の治療の方向性などを説明します
(不明点があれば何でもお問い合わせください)。
いよいよインプラントを入れていきます。なおふたば歯科クリニックでは、より高レベルの成功を求めて、高品質で失敗しにくい「サージカルガイド」という器具を使用していきます。
術後は基本的にはいつも通り過ごしていただくことができます。また、インプラントは外科手術を伴うものですが、入院の必要はありません。
ちなみにインプラント手術の場合は、術後に状態に応じて何回かの来院が必要となることがあります。この「来院の回数」「来院のタイミング」に関しては個々人で異なるため、歯科医師から説明を行います。
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